モバイルバッテリーはまだ手に入らず

そりゃまた何で?「いや、ごめん。出会い頭早々、第一声がそれじゃ、会話意味不明。主語、述語プリーズ」じゃ、もう一度言います。

私へiphone モバイルバッテリーをプレゼントせんわけ?「は、ごめん…。そげな約束した覚えは…。ひょっとして、自分忘れとる?」

嘘、酷っ。夢ん中で五百回は約束交わしたぞ。「それじゃ分らんがな…。つーか、iphone モバイルバッテリー?自分で買えよ。高くねーだろ」無理さ。

自分ね、凄くお家が貧しく…ほら、服やスカートも、全部ママが手編みで作ってくれた、カーテンよ?

「いや、そん割にはスマホやらPSP等、最新機種持つ上、iphone モバイルバッテリーもだけど、別に不要な物まで持ち合わせる感が…」違う、最後は持っとらぬ。

とにかく、アタシは見えない何かがお告げをし、iphone モバイルバッテリーを頂戴と言えっつーわけ。

「マジ?何故そんな事。てか俺、とんだ役回り…」後でお金渡すから、先にプレゼント。「前払いじゃ?めっちゃ信用出来ず恐いぞ」